ゴーちゃんの掲示板
一言:病院での小さな気づき - ゴーちゃん
2024/04/18 (Thu) 23:20:24
病院で会計を済ませるため、自分の順番が来るまで
自動支払機の前で待って居た時のことでした。
高齢の女性が、自動支払機に小銭を入れようとした際に
10円硬貨を下に落とされて探して居る様子なのですが
全く反対の方向で探しておられました。
私の前と後ろで待って居た人にも当然その光景は見えて
いたと思うのですが、誰一人として拾ってあげようという
姿勢をうかがうことが出来なかったので、ここで自分が
やらないで誰がやる?と思って、10円硬貨を拾ってあげると
そのご婦人曰く「どこに落ちたのか見当がつきませんでした」
と目が不自由な方であったことを初めて知ることが出来ました。
周りの人たちが見て見ぬ振りをしていたというのはあまりにも
失礼で勝手な想像なのかも知れません。考えてみれば、周囲の
人たちも病院にいるわけですから、体調が優れず手を差し伸べ
たくてもできない状況だったのかも知れません。また、目が
不自由な方だったり、何らかの理由で動けない方もいたのかも
知れません。
しかし、私は昔、親から「人が困っている時には、自分から
率先して助けてあげなさい!」と教わりました。昭和生まれの
私にとって、その教えは今も色褪せることはありません。
我が人生は、まさに引き算の状況で、あと数年でこの世を去る
身の上ではありますが、この世にいる間、自分のできる範囲で、
その言葉に従い、助けが必要な人に手を差し伸べていきたいと
思った次第です。